2016年08月02日
クルちゃん、復活する。
こんにちは。鉄柵路です(さりげなく名前を変えました)。
クルちゃんカスタムもついに一応の決着をみました。感動の終局、最後の記録をどうかご覧下さい。
・・・や、ぶっちゃけわざわざ記事書くレベルの顛末でもないですがw
ちなみにこの記事を執筆したのは3月です。下書きだけ書いて公開するのを完全に忘れていた…
クルちゃんカスタムもついに一応の決着をみました。感動の終局、最後の記録をどうかご覧下さい。
・・・や、ぶっちゃけわざわざ記事書くレベルの顛末でもないですがw
ちなみにこの記事を執筆したのは3月です。下書きだけ書いて公開するのを完全に忘れていた…
事の発端は、実は私自身が書き記したこのミリブロでした。
9月のゲームに向けた試射中に謎のトリガーロックを起こしたきりウンともスンとも言わなくなったクルちゃん。
トリガー引きっぱなしでも急に止まったり急に動き出したり、亡くなる寸前に何やら接触不良的な挙動を見せていたので、とりあえずバラして通電確認をしようと、ロアレシーバーにバッテリーを繋いでトリガー引いたら「パチッ」と言ってヒューズが逝きました。
そこでなんとなく面倒くさくなって、その後弾を買いがてらにヒューズも調達したのですが、故障の原因が分からないまま繋いでもまた吹っ飛ぶだけだろう、と腰が重くなり、気付けばバラバラになったまま半年経っていました。かわいそうなクルちゃん…
で、ちょっと思い立って「たぶんスイッチの接点不良だろ!バラして原因分かれば直すモチベも沸くさ!」とか思いながら、それでもダメ元でバッテリーとヒューズ繋いで、だましだましトリガーを引くと・・・
撃てましたw
なんだったんだ!!結局なんだったんだYO!!しかし結果よければ後は良し!
(追記:この後再び撃てなくなってバラしたところ、スイッチの接点(凹凸になってる凹の部分)の片方が焼け落ちている事が分かりました。接点不良めいた挙動は焼け落ちるギリギリか、落ちた後に破片がうまいこと挟まって通電したかでしょう。どうもパーツがすぐには入手出来なさそうだったのでとりあえず銅版の半田付けで応急処置しています)
しかし、30Cバッテリー搭載での(ムリヤリな)ハイサイクル計画が潰えたクルちゃんを今後どうして行こうか結局定まっていないままだったので、記憶を掘り返すべく自らが記したカスタム日記を読み返しました。
そこでふと、こんな記述を見つけました(いや書いたの俺なんだけど)。
早い話、スリング内臓のケーブルが長すぎて、その上変換プラグで余計に延長されたせいで、その間の電気抵抗がパワーアップ分のトルクを相殺してしまったのでしたw 中学校の理科レベルの話です。
長くなると抵抗が増す・・・? 何気なく書いたその事実が、逆転の発想を呼び寄せた!
『だったら短くしたら抵抗減るんじゃね?』
「中学校の理科レベルの話です」と自虐風味に、でも本当はこれくらいの事は分かってんだぜ風味に書いたくせに、やっぱり中学校レベルの理科の知識が無かった事が露呈しました。
クルツの配線は、実は無駄に長いです。メカボ前から出た後ロアレシーバーを潜って一旦後方に抜け、レシーバー後方で何故か接点を介してアッパーレシーバーに沿って再び前方へ伸びるという、意味不明なルートです。銃より配線の全長の方が長いぞこれ。ただ、私が昔やったように、接点からそのまま後方配線に延伸して固定ストックにラージをビルドイン!とかするには都合の良い配線でもあります。軽くて短いクルツをポン付け出来ない固定ストック仕様にわざわざするようなカスタマーがどれくらいいるか謎ですが。
HCでの改修にあたり、マルイ製作陣もそれに気付いたのか、後方の接点はなくなり、その先にそのままヒューズとコネクタを配していました。結果としてヒューズボックスがレシーバーに内蔵できなかったために、苦肉の策としてケツが
それを踏まえて私はどうしたのかというと、ロアレシーバーから一旦後方に行くのを阻止していきなり前出し配線にしました。チャンバーをくぐってほぼバレルと同軸にフロントへ伸ばして、ヒューズボックスは正規の位置のまま、配線の短縮を実現しました。
短縮した配線を前方に出すには、本体側のコネクタを一旦バラして配線を内部の隙間(というか穴)に通した後に再度取り付けるか、アッパーレシーバーを下がモナカ割りできるレベルまでバラして無理やり隙間を作ってコネクターごと強引に通すか、です。私は下手にハンダ付けして接点不良になる自信があったので後者の道を行きました。横着なので最後はいつも力技ですw
これで単純に配線の全長は半分になりました。つまり、電気抵抗も半分になったわけです。
そして試射したところ、ビンゴ!!25Cのリポのまま、性能をフルに発揮してRPMは最終的に850という目標値に到達しました。最も、これは実銃のMP5の発射速度で、クルツは短い分もうちょい早いらしいのですが、もとがRPM600の古き良きオープンボルトSMGな感じだったのを思えば、激的な変化です。HCの配線変更も、少しでも抵抗を減らして秒間25発を実現しようとした結果なのかもしれません。
何よりメカボ含め全てノーマルというのがミソ。楽して得取れが性分の私には願ってもない顛末でした。経年劣化した私のクルツでこれなので、箱出しでやればもっと効果がありそうです。
ここで気付いたのは、「最終的に」と書いた通り、最初は700RPMくらいだったのが、300発くらい撃つ過程で上昇した、という事です。モーターも馴らし運転が重要と言いますから、電動ガンもフルに性能発揮するならサバゲ前にある程度のシェイクダウンが必要なようです。従って、今後はセミ戦の前にレンジで300発くらいフルでバラまく気の狂ったような鉄柵路の姿が見られるという事です。
ただし、この方法、若干のデメリットもあります。
従来の配線は接点を外すことでアッパーとロアを完全分離でき、比較的分解しやすい構造でした。今回の配線変更によりアッパーとロアは分離できず、配線もタイトなので分解は非常に難しくなりました。完全分離するにはモナカ割りできるレベルまでバラして無理やり(ry
しかし、元々ものぐさでメカボなど滅多に開けないので問題ありません。
あと、この方法でもセミのトリガーロックを完全には防止できないので、もし今後妥協できなければ今度こそメカボからカスタムする事になりそうです。一応DTMとかも検討はしたのよ?でもまぁそれはその時また考えよう。
とにかく、何はともあれ久しぶりに片手で振り回せて撃ち味は軽快な本来あるべき姿のクルちゃんが帰ってきました。嬉しいぞ。クルちゃんかわいいよ
RPM850実現までに失った金=
バッテリーボックス+バッテリースリング+変換コネクター+ヒューズ=15,000円
放置も含め失った時間 =半年


クルちゃんのかわいさ =プライスレス